うだつ」のある風景

1、うだつ(卯建)とは
「うだつが上がらない」という言葉に使われている「うだつ」とはなんでしょうか?
うだつが上がらないとは、出世したり地位が上がらない、経済的など環境に恵まれないという意味で
よく使われますね。
隣家との境につける防火壁「うだち」がある家は裕福とみられたことから、「うだち」が変じて「うだつ」に
なったという説が有力です。建物の飾りとしての意味合いももっているようです。
現在うだつとして一般的に使われているのは(3)の隣家との防火壁だと思われます。
もの知りノート(4)「うだつ」の欄を参照ください。

2、中国で見かけた隣家との防火壁
上海および周辺の水郷地区ではこの防火壁(日本でいう「うだつ」が数多く見受けられます。
上海の北に位置する蘇州は呉越時代(BC5世紀)および三国時代(3世紀)の呉の都だったところで、
地理的にも日本に近いところから中国の様々な文化が呉の地域から、また呉の地域を通じて日本に
導入されたのです。文字、思想、宗教、習慣、暦、蚕、水稲、鋳鉄・建築・薬・医療など様々な技術
が挙げられます。例えば日本ではいまだに和服のことを呉服と呼んでいるのも当時の名残でしょう。
うだつについて記載された辞典などの文献には中国からの伝来であるという記述は一切ありませんが、
建築関係でもこの防火壁(うだつ)が中国から導入されたのはほぼ間違いないのではないかと思ってい
ます。
2008年4月上海を拠点とする旅はかなりの部分「うだつ」を訪ねる旅となってしまいました。
上海、烏鎮、西塘、揚州、南京、紹興、寧波、普陀山の旅では「うだつ」を多くみかけました。
最も多いのは安徽(あんき)省だといわれています。機会をつくって訪れてみたいものだと思っています。

上海魯迅公園内のうだつ
上海魯迅記念館のうだつ
烏鎮のうだつのある風景−その二
烏鎮のうだつのある風景−その一
烏鎮のうだつのある風景−その三 西塘のうだつのある風景−その一
西塘のうだつのある風景−その二 西塘のうだつのある風景−その三
西塘のうだつのある風景−その四
西塘のうだつのある風景−その五
揚州のうだつのある風景−その一
揚州のうだつのある風景−その二
揚州痩西湖のうだつのある風景−その三
揚州江沢民の生家のうだつ−その四
揚州のうだつのある風景−その五
紹興のうだつのある風景−その一
紹興のうだつのある風景−その二
紹興のうだつのある風景−その三
紹興のうだつのある風景−その四
寧波のうだつのある風景−その一
寧波のうだつのある風景−その二
寧波のうだつのある風景−その三
寧波のうだつのある風景−その四
寧波の天一閣入り口うだつのある風景−その五
寧波のうだつに避雷針のある風景−その六
普陀山普済寺のうだつのある風景