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前文省略…筆者はリタイアしてから中国語の勉強を始めたそうだ。
200ページ足らずの著作の中に「2 言葉と文化・歴史」として中国語に寄せる思い
と考察、「旅日 記」として中国各地での見聞録、「見たまま感じたままの中国、
日本との比較」という比較文化 的な考察「5 日中関係について」との政治的な
国際関係に対する主張といった盛り沢山な中味が 満載されている。
さっと通読して感じたのは、著者の旺盛な好奇心とエネルギー、そして、バランス
感覚に富んだ見識の高さというものだった。特にマスメディアに対して寄せた苦言
や、肌身で中国と接してきた者ゆえの真摯さで日中関係の改善に向けて示した
最終章最終節の「5-3今後の方向と提言」には共 感するところが多かった。
そして、自分が常々思っていることとの符号が、市井の中国通と見受けられる方
の著作から得られたことに意を強くした。政治的・社会的立場や野心によるバイ
アスの掛かっていない中国通の意見 を知る機会は、わりあい乏しいように思う。
そう言う意味でも貴重な著作といえるような気がする。何よりも読みやすいところ
がいい。
(山本嘉弘 氏)
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具体的で、判り易く妥当な考えを述べておられ、安心して拝読しました。
(福田康夫 氏)
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重厚な読後感にうたれとても感動しました。特に後半の中国感に関しては生
半可な政治家ないしは評論家より優れていると思います。
新しい首相がどんな政策を採るか大きな関心事です。
我々少々でも中国に関心のある者は片意地を張る愚かさより実利を取る方策
をと思うのです。
(S.W 氏)
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一気に読み終えた後、二読、三読しました。何よりも定年後中国語に取り組
まれたというエネルギーにまず驚き、マスターされただけでなくそれを実地に生かし
て未知の世界の探求に取り組まれた実行力に圧倒されました。中国語を取り
組みマスターするには想像を越えた精進があったことと思います。
今時、中国を取り上げた旅行見聞記やにわか論評の類は書店にあふれていま
すが、淡々とした筆致で書かれた中国論が類書の追随を許さない迫力に満ちて
いるのは、留学を含め現地滞在の経験だけでなく、流ちょうな中国語駆使しての
一般の中国人たちとの密度の濃い付き合いが背景になっているからだと感じました
。また筆者の人柄があってこそ初めて中国人のホンネを引き出すことが出来たのだ
と思います。
私も米国、シンガポール、「深せん」で生活したことがあります。ご承知の通りシン
ガポールは中国系の人口が七割を越えていて「中国人が英語で国作りをした国」
と言われています。ビジネス面では欧米風の習慣が定着していてあまり違和感はあ
りません。しかし、そこには中国人独特の価値観、生活スタイルがしっかり根を下ろ
しいるのを感じました。「上に政策あれば、下に対策有り」とうそぶいて、平気でルー
ルを無視する大衆を見ていると、欧米の基準から見て恥ずかしくない社会生活上
の「躾」を国全体に定着させるためにリー・クワンユーが厳罰対策を強行した事もそ
れなりの理由があると次第に思うようになりました。しかしそれでも「深せん」で私を
待っていたのは想像をはるかに超えたカルチャーショックの連続でした。
鼻の先に触れて象を論ずるのに似た事かもしれませんが、「それにしても中国とは
一体何なのだ」という疑問は現役を引退してからも頭から離れたことはありません。
「あ、そうだったのか」と目から鱗の経験をしたりの連続で楽しく拝読させて頂きました。
性善説の日本人に対して、性悪説の中国人という指摘には深く同感します。
だからこそリー・クワンユーの発想がシンガポールで大方の支持を得たのだと思います。
(以下略)
(H.I 氏)
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旅日記に加え、中国の気質にも触れられており、中国に関心のある者には有効な
道しるべになるように思われ拝読しました。本の題名も良く団塊世代のリタイヤ時期
とも符合し、本書を契機に同志の輪が広がり、書を興された日中共栄の趣旨が実り
ある形に発展して行きます事を祈念しています。中国との思想の差についての対話
がありましたが日本での正論はひとまず正論でしょうが、しかし先方の反論も先方で
は正論と存じます。頑迷固陋な感じの前首相の対応よりは隣人への思いやりをもっ
てお互いに相手の心を聞くことから始め、信頼を深めて行くことが少しづつ事態を前
進させて行くことになるのではないでしょうか。
この著書が共栄の道への布石、架け橋に役立つことを祈念致しております。
(K.I 氏)
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一気に読ませて頂きました。友人その他が旅行記や自分史などを見せてくれま
すが苦労話にしろ自慢話にしろ違和感を覚えることがありますが、本書はそうでは
なく、とても心暖かく読むことが出来ました。著者の中国に対する気持ちが深くて暖
かいせいだとおもいます。
きちんと分析し厳しいことも中国人に対して主張されていますが、根底にその国の
文化を深く愛しておられるのが伝わってきます。このような視点が外国との付き合い
では一番大切だと思います。
高いところから見下したり、皮肉ったりするのは私の一番嫌うところです。
文体で時々ユーモアをにじませた旅行記は大変楽しいものでした。日中関係につ
いては熟読させて頂きました。私自身も英語講師として日本語学校で多くのアジ
ア、アフリカ系の学生に接しています、そこで体得したのは日本人的曖昧さは通用
しないと言うことです。
意見を異にしても率直に意見を述べることが必要だと思っています。太平洋戦争
問題について彼らを不愉快にさせたこともありこれについては反省しています。
基本的には他の国の人や文化と接する時には偏見は一切持たないこと、良い意
味でその国を知りたいという気持ちをもつことなどが私の経験で体得しえたことだと
思っています。
著書に書かれた中国との共存についての提言など大変納得できる内容でした。
(S.K 女史)
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「60歳からの中国再発見」とても興味深く再読致しました。特に漢字のこと、意味
の違いや旅日記、中国の歴史的背景は面白く拝読し、さわやかな印象が残りまし
た。著書の行間の裏打ちとなっている貴重な勉学と体験にに改めて敬服致しており
ます。ツアーで巡った中国の風物や空海初め漢才和魂の先哲先賢に新たな興味を
抱いています。
昨今の日中関係、マスコミの軽薄さは嘆かわしい限りです。
小生中国の名詩を詠う会に属して六年になります。
中国の詩ではありませんが最近目にしたもので特に気に入ったものを下記に書き記
します。
老驥伏櫪 志在千里 烈士暮年 壮心不巳 安岡正篤
(T.A 氏)
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