北京大学正門 ガイド・運転手との中国語での打ち合わせ

中国語の習得には60歳からが最適である

中国語の習得は発音を除いては、60歳からのほうがむしろ適していると考えています
1、
漢字の意味するところを今までの長い人生経験から深くつかんでいるためむしろ若い頃より内
容が理解し易く且つ記憶に残るということが言えます。
  私は年をとっても(注意力はやや散漫になるが)言葉についての記憶力は落ちないと思っています。
2、また、会社をリタイアすれば、
集中して投入できる時間がたっぷりあるということからです。  
この点では中国語学科の学生より恵まれているといえるでしょう。なぜなら、中国語学科の学生
でも教養科目など中国語の課目以外のものを習得する必要があるし、それらに時間を相当割
かざるえないからです。
3、中国語の中には現在日本ではあまり日常的には使われていない熟語が一般的に使われている。
即ちこの類の
熟語は年配者の方が意味を熟知しており、初めて勉強することになる若い人よ
り有利な立場にあると思います。  
(例)
九牛の一毛(司馬遷が友人を弁護して皇帝より宮刑に処せられるというはずかしめを受けたが
   自分が自殺しても皇帝から見れば「九牛の一毛…とるにたらぬ問題」だということを悟り、発奮
   して「史記」を完成させた故事による)     
   
知音(春秋時代「兪伯牙(ゆはくが)」という琴の名手がいたが、彼の良いところを熟知していた
   友人「鐘子期(しょうしき)」の死後、自分の琴の音を本当に知るものはもはやいないといって、
   琴の弦を切ってしまったという故事から、真に気心の通じた者をいう)  
(その他の例)     
端倪(たんげい)、陸続、対峙、昇華、苛斂誅求、精華、驚天動地、凌駕、吝嗇、絶境、力行、
付和雷同、聳立、小心翼々、百花斉放、闖入、風靡、怒髪天(中国…冠)を衝く、雀躍、
雄心勃勃、鼎立、合従連衡、萌芽、壟断、享受、桎梏、趨勢、日益、掌握、逓減、繁衍、
画竜点睛、淘汰、傑出、毅然、截然、切磋琢磨、譴責、解脱、挙措陶冶、是非、無窮、悠久、
憧憬、不屈不撓、頑強、大本営、恐懼、驚喜、狭隘、敷衍、紅塵、千篇一律、洞見、混淆、
猖獗、自嘲、奢侈、杜絶、鳥瞰、煩瑣、執拗、徘徊、凝集、試金石、曖昧、天賦、帷、
など日常的に使われます。

中国語習得の10のコツ

1、単語は発音(四声)を必ず一緒に覚えること

 できれば自ら発声し耳で確認すること。一声、二声、三声、四声どれに当てはまるか、
 音として耳で覚えておくことが回り道のようでも確実であると思います。
 私は他に人のいるところ即ち喫茶店や電車の中では発音することができないので、
 音を頭の中で繰り返したたき込むことを実践してきました。
 ヒヤリングや会話にとって一番大事なことだと思います。
 日本人は私を含め特に三声の発音が苦手な人が多いので、中国人に時々チェックし
 てもらうことが望ましい。 
 また簡体字と日中の漢字の違いについても留意することが肝要です。(例、有効と有效
 後者が中国語)

2、時間を無駄にしないことが大切

 例えば、少し長い時間電車で移動する場合は必ず本を開いて読むこと。現役時代と
 違ってラッシュアワー時にあえて乗る必要がないので、時間的余裕をもって必ず座席を
 確保して勉強すること。 
 長い間積み重ねれば、電車で居眠りしているのとのその差は大きい。

3、語学の習得はとにかく根気よくやることが大切

 語学の習得に近道はない。 
 ネバーギブアップ、初志貫徹を貫こう。 
 常に自分自身に刺激を与えること、例えば、いつまでに検定試験何級などの達成目標
 を設定すること。

4、継続は力なりを実践すること

 一日も勉学を休まないこと。ある期間一念発起して勉強を始めても少し経って休むと、
 レベルが後退するので、再度始めるときまた元のレベルに戻すのにかなりの労力を必要
 とし、大きな時間的ロスが発生する。そのような事例は多く見受けられる

5、電子辞書を活用すること

 一般の辞書で索引するより何倍も早い。また字を拡大して見ることができるので年配
 者の使用に適している。 常に携帯し、毎日使用すること。私は一台目は使いすぎ
 て三年半で金属疲労で廃却した。今二台目を使っている…最今のものは構造的に
 改善されている。

6、あらゆる機会を有効に利用すること

 例えば、日本は漢字の国であるので看板など目に入る漢字を見て、中国語でどう
 発音するか、
 日本語と意味が同じかを確認すること。
 中国語検定試験やHSK(漢語水平考試)などに極力参加すること。試験が一つ
 の刺激や目標になることと、結果から自分の弱点が把握できる。これを重点的に補
 うよう心がけること。
 中国の大学への留学が一番効果が大きい、日本からの熟年留学生も多く見受けら
 れる。

7、たくさん聞くこと(多听)

 できれば中国語教室で中国人の発音を直接聞くこと。
 また、中国語検定試験やHSK(漢語水平考試)の模擬試験テープを聴くこと。
 スカイパーフェクトTVやインターネットを利用して中国のTVを見ること。
 中国のニュース番組は画面の下に内容の字幕が流されるので便利。

8、多く話す(多説)

 中国人と会話の機会を多くすること。
 間違いや恥をかくことをおそれないこと(最初からうまく話せる人はいない)。

9、中国人の友人をできるだけ多く作ること(多交流)

 できれば中国語で交流すること。
 そういう意味ではあまり日本語の達者でない中国人がベスト、日本語が流ちょう
 だと、どうしても日本語に頼りすぎることになる。

10、四字熟語や故事に興味を持つこと

 日本語より圧倒的に熟語(四文字であることが多い)が多い。
 その熟語の故事・来歴を調べておくと、記憶に鮮明に残る。
 場面に適した熟語を使うと、自分の考えを短い言葉で鮮明に、的確に相手に
 伝えることができ
 
るし、文章や話の中身があか抜けして、高尚な内容として受け止められるのです。 
 中国語における熟語の効能は絶大です。