中国旅行裏話

2、英国人のユーモア

 CleaWaterBayGolf&CountryClub(←クリックすると拡大します)

中国への返還前の話ですが、香港へ立ち寄ったとき関係会社の人たちとゴルフをやろう
ということになって、香港の北の方のゴルフコースへ行きました。
海の断崖の上にあるコースで「クリアウォーター」とかいう眺めは抜群にすばらしいコースで
す。しかし、本土と違って土地が狭いところに造成されているので、各ホールとも狭く海越
えなどもあり、曲がりくねってアップダウンも多く、これ以上トリッキーなコースはお目にかかっ
たことがありません。
いくらシングルの腕前とはいえ貸しクラブとこのようなコースではさんざんなスコアになりました。
なんとか最終ホールを迎え、第2打を終わりパターを持ってグリーンに上がったとき、ガタガタ
バターンという大音響のあと「ごろんごろん」何か大きな物が転がる音がしました。
その方向を見ると、我々のメンバーの一人が運転していたカートがひっくり返りカート道路
の脇にある直径1mくらいの大きな丸い石がカートがぶっつかったためか、坂道のカート道路
をごろごろころがり落ちているのでした。
グリーン上の三人はメンバーの一人があるいは石の下敷きになったりして大怪我をしたので
はないかと、クラブやパターを放り投げて、青くなってカートに向かって走り出しました。
「しまった彼は運転免許を持っていなかった、このカート道路はアップダウンや急カーブが多く
一般道路より難しかったかもしれない。自分が運転すれば良かった」と一瞬後悔しましたが
後の祭りです。
幸い怪我はかすり傷程度で一同ほっと胸をなで下ろしましたが、カートはもう使い物になら
ないくらいめちゃめちゃに壊れてしまっていました。
もうプレイどころではありません。四人揃って神妙な顔付きをしてすぐさま支配人のところに
謝りに行きました。一応の状況を聞き終わったそのときの英国人の支配人の対応には驚
かされました。
どうしてそうなったか、どういうミスがあったかなど一切聞かず、その石はスライスしたの?
フックしたの?と聞くのです。
カートは保険に入っているのでしょうが、日本人ではこのようなユーモアの発想はどう転ん
でも出てきません。